先週の土曜日。
夫の所属するカッレジ主催のイベントがありました。

カレッジ内に残る、
昔の図書室が会場。
1610~1686年にかけて建てられたこの古い古い空間で、
気心知れた仲間たちで集まって、
ひたすらワインとチーズを楽しむ会という、
なんとも素敵なイベントでした。
カレッジ制度が存在する大学は、
ここイギリスでもオックスフォードを含めそう多くはありませんが、
自分の専門分野の幅を超えて、確実に仲良くなるので、
学生生活を充実させるという点では実にいい制度だなと思います。
この席に集まった、夫の仲間たち。
専門はそれぞれバラバラ。
修士生もいれば、博士生もいるので、
ここ数週間はお別れラッシュです。
お隣のボニーとエイドリアンは、
エイドリアンが繊維科学専攻の博士生なので、
向こう2年はオックスフォード在住。
彼らを除いて、仲のいい友人たちがほとんどこの地を去ってしまいました。
各々の国へ帰る者。
新しいキャリアを築いていく者。
仕事へ戻っていく者。
別の土地で、更に研究を続ける者。
なんとなく、ひとつの時代が終わった感に包まれています。
夫のおかげでオックスフォードの学生生活を
ばっちり垣間見させてもらったこの1年。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても、
時々は思い出して語り合うのだろうなと思われる、
とても濃い時間でした。
今日も読んで頂いてありがとうございます。
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